SEEDxとは?
根本ルミ

「会津ビネガープロジェクト」

起案者:根本 ルミ

起業を予定している地域:福島県会津板下町

解決しようとする地域の問題

会津地方の農産物は福島県第一原子力発電所事故の風評被害を受け、地産外消はもとより地産地消すらも危ぶまれている状況である。また、同じく風評被害によって観光客の数が激減し、観光業の衰退と雇用の減少が懸念されている。もう1つには、会津地方に限らない全国的な問題として、栄養素を授けてくれる質の良い食品を大事にいただく機会が減り、口に入ってお腹が膨れればなんでも良いという風潮の蔓延(食文化の低下)がある。

社会起業プラン概要

フルーツの生産地として名高い会津地方だが、中でも「会津みしらず柿」は会津の歴史と共に古来から栽培されてきた柿であり、食味が良く皇室献上柿としても知られている。根本 ルミさんの「会津ビネガープロジェクト」は、この会津みしらず柿から醸造した "柿酢" と、柿酢を使ったドレッシングや漬け物を商品化して販売することで、会津地方の農業の衰退を食い止めようとするプランだ。

柿酢の材料には生果としては製品にできない規格外品の柿を活用する。今まで収入源にならなかった資源を活用して付加価値を付けて販売することで、農家の収入増につなげる。また、作業が集中する収穫期には一分の仕事を地元の授産施設(「共同作業所 希来里」)に委託し、地域における障がい者雇用創出を図る。懸念される風評被害に関しては、材料・製品ともに検査を徹底し、安全性をアピールする。また、会津の農産物と柿酢を使った料理教室を地域のお年寄りを講師に迎えて開催し、商品のPRにつなげると共に会津の郷土料理を地元コミュニティに伝え、食文化レベルの向上を図る。

重点テーマである「ソーシャルメディア活用」については、生産の工程や販促イベントの様子をFacebookページから発信することで、インターネット経由の支援者のこのプロジェクトにたいするコミットメント度を高める。また、もう一つの重点テーマである企業・行政との連携については、初年度の醸造委託先として株式会社 太田酢店、酢の濾過に関する技術支援で福島ハイテクプラザの会津若松技術支援センター、アンテナショップでの試食販売で会津坂下町観光物産協会、農商工連携や六次化産業に関するアドバイザーとして山際食彩工房の山際氏との連携が予定されている。

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