SEEDxとは?
小沼亮

「子育て世帯向け安心野菜提供事業」

起案者:小沼 亮

起業を予定している地域:相双地域

解決しようとする地域の問題

福島県相馬市・南相馬市・新地町では、原発事故の影響で、食料に対する不安は震災後2年を経とうとする今もなお存在している。特に、乳幼児や妊婦がいる世帯ではその問題が顕著に表れていて、特に野菜や水に対する不安が多い傾向が出ている。一方で、この不安ゆえに放射能の影響を考慮して、なるべく遠方の地域から高額な野菜を購入している世帯が多く存在するため、子育てに経済的負担を強いられている世帯も非常に多い傾向も出ている。地産の野菜が「安全」だとされても、経済的負担をしてでも「安心」を求めるこれらの世帯の意識が表れているが、なるべく安価に安全・安心な野菜を提供することが、これら子育て世帯が継続的に当地域で生活していくために解決すべき課題である。

社会起業プラン概要

本事業は、北海道産(九州産)の野菜や米などをこれらの地域の提携農家に直接発注し、独自に仕入れるルートを構築することで、現在対象地域における市場で出回っている価格と同レベル、あるいはそれ以下で提供できるシステムを構築し実施するものである。現在、提案者が所属する団体が妊婦や子育て世帯に対して水の配布を行う拠点として利用している倉庫(相馬基地)を活用して、仕入れた野菜を保管し、当該倉庫を拠点に登録世帯に対して直接販売を行う。同時に高齢者や障がい者施設、子供支援団体などからも注文を受け、これらもあわせて大量発注することで購入原価を下げ、市場の2-3割程度安い価格で安定的に供給・販売できるシステムの構築を目指す。放射能への不安については、仕入れた野菜に対して独自に放射線測定を行い、結果を公開することで、登録世帯の方々に対して安心して購入し消費していただけるようにつとめる。又、今後届いた野菜を切る作業やパック・袋詰め作業を障がい者支援団体に委託することで、新たな雇用を創り出していく。

本事業は現在福島第一原発から20km圏内に住み現在避難生活をしている地域(南相馬市小高区)で事業を行ってきた方や地元の女性たちとともに事業を立ち上げる。最終的に地域の住民たちが自らの手で着実に事業を進め、自分たちが暮らし続けてきた地域の再生に寄与する団体に成長していくことを目指す。

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