SEEDxとは?
野口邦夫

「復興を実現するクラウド・ソーシング活用プロ育成支援事業」

起案者:野口 邦夫

起業を予定している地域:福島県広域

解決しようとする地域の問題

東日本大震災の発災から2年近く経過した現在、被災地域における復興においては、発災当初の人命救助やがれき撤去、被災者の仮設住居提供などの復旧から、被災地に居住する人々が継続して生活していくための経済・雇用基盤の確立といった、持続的な社会基盤確立に移行してきている。特に福島県は、全国と比較して従来農業県でホワイトカラー比率が低い地域であったが、大震災や原発事故の影響により、単に被災前の経済、雇用構造に戻るのではなく、新しい産業の創出による経済・雇用基盤の確立という視点で復興をすすめていくことが大切である。一方で世界に目を転じると、経済のグローバル化、ICT化の進展に伴い、国境を超えた経済競争、新産業の創出や移転がなされている。このような状況下で、福島県を含めた被災地域での創造的復興を達成するためには、グローバル競争に身をおき、グローバルな視点で事業を創造し、遂行出来るリーダーやマネジャーの創出が必須であり急務である。

社会起業プラン概要

本事業は、福島県を中心とした被災地の創造的復興に資する、グローバル市場でたたかい、国際的に注目されている最先端技術を持ち込み、事業を運営し新たな社会を創造できる人材の輩出を行うことができる人材育成のための研修プログラム提供と、研修受講後の継続的なフォローアップ、コミュニティ基盤の提供を行う。具体的には、oDeskやLancersなどに代表される細分化された業務を、ネットワークを介して受発注を行う「クラウド・ソーシング」の仕組みを活用して、福島県など被災地に生活基盤を置きながらグローバル市場でたたかい、協業出来るようなマネジャーを育成することを目指す。

第一ステップとして、①クラウド・ソーシングの使いこなし方を明らかにし、②プロジェクトマネジャー(地域起業家)育成のプロセスをマニュアル化し、研修材料として実績を蓄える。第二ステップとして、第一ステップの成果をもとに人材育成事業を拡大し、ソーシャルメディアを有効に活用し地域コミュニティの醸成をはかりつつ、受託業務を拡大する。第三ステップとして、ITベンダー等と図りながらLancersの活用や日本版oDeskの構築を目指す。これにより、クラウド・ソーシングを手段として使いこなすマネジャーを地域でうまれ、起業家が仕事を受託するだけでなく、自ら世界に向け仕事を発注し、事業の可能性を検証しながら課題解決を図ることも可能となる。又、時間や場所を選ばない仕事のスタイルが取ることができるため、緑豊かな地方での生活や、子育てや介護といったライフスタイルの変化に柔軟に対応することも可能となる。

今後は上記に加え、クラウド・ソーシングの導入が遅れている都市部の企業や行政機関からの業務を受託することも視野に入れる。

seedxロゴ

(C)2012 SEEDx.info