SEEDxとは?
前川秀樹

「"みんなのしるし" 実行委員会」

起案者:前川 秀樹

起業を予定している地域:岩手県大船渡市、陸前高田市、宮城県気仙沼市およびその周辺市域

解決しようとする地域の問題

家や職や家族を失った被災地の人びとにとって、地域の未来である子どもたちの笑い声がもたらす元気は計りしれない。しかし、学校の校庭やスポーツ公園に仮設住宅が建設されるなど、被災地では子供たちの遊び場が減っているのが現状である。また、今回の震災によって思い出の拠り所である写真やビデオなどがすべて失われてしまい、3.11以前の歴史を失った世帯も数多く存在する。さらには、震災による地域コミュニティの消失により、芸能をはじめとする貴重な地域の文化が失われている。

社会起業プラン概要

前川さんの「"みんなのしるし" 実行委員会」と名付けたプランでは、子どもたちの活動の記録や地域の文化をタイムカプセル化し、学校内に保存していく活動が軸となっています。タイムカプセルのコンテンツはデジタル化された写真やビデオであり、これら何年たっても劣化しない記録を残すことで、周囲の大人や友だちとの “絆と夢” を未来につなげることができる。

4月から防災科研の委託を受けオーラルヒストリー取材を主な目的に大船渡に入った前川さんは、被災地を真に復興させていくのは子供たちだと強く感じた。“みんなのしるし” を通じて被災地の子供たちが地域に誇りを持ち、地域との強いつながりを感じることが、10年後20年後の本当の復興につながると信じている。多くが失われた陸前高田の子供たちは、一度はこの土地を離れる妥当と前川さんは考えるが、“みんなのしるし” が彼らの心の錨になっていつかこの地に帰ってきて、復興の立役者になるだろう。

本事業の収入源としては、初年度はファンドレイジングが主となるが、並行して専門家の指導に基いて現地NPO法人の若者や個人が行政と連携し事業を引き継ぐ仕組みを作る。また、デジタル化されてムービーなども付加できる新しいタイプの卒業アルバムとして、地元の印刷メーカー(卒業アルバム制作会社)と連携した事業展開も予定している。

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